よくある質問
FAQ
信頼できるカイロプラクティック治療院は?
日本にはカイロプラクティックの法律がなく、誰もが自由にカイロの看板を掲げられるので数の把握もできないのが実情です。そのため、いい加 減なカイロプラクティックも増加しています。JACでは、正規の教育を受けたカイロプラクターからなる認定オフィス(指定治療院)をご紹介しています。詳しくは『JAC認定オフィス』をご参照ください。
カイロプラクティックは危険じゃない?
カイロプラクティックは米国を初め世界各地で法的に認められ、資格制度があります。教育はカイロプラクティックの専門大学若しくは総合大学のカイロプラクティック学科で高卒後 5~6年学びます。1895年以来の発展と歴史はカイロプラクティックのの安全と有効を物語るものです。ただし、日本には免許制度や法規制がなく未熟な人がいますので、知人に紹介してもうらうか、JAC会員のカイロプラクターにご相談ください。
カイロプラクティックは万病に効く?
最近は減りましたが、難病、奇病に効くという誇大広告には困ったものです。もちろん、カイロプラクティックにも限界があり、私たちは適応と 禁忌の区別を常に指導しています。 カイロプラクティックの得意分野はなんといっても、筋肉骨格系を中心とする腰痛、背部痛、頸部痛、肩腕、股関節、膝などの関節や筋肉の問題です。そのほか自律神経失調 症、内臓機能低下、生理痛、冷え性などの効果も報告されています。整形外科とは違い、薬物療法や外科的なことは扱いません。また、癌、細菌性の病気、伝染病などはカイロプラ クティックの禁忌です。
カイロプラクティックと他の療法との違いは?
指圧は軟部組織、筋肉を対象にした母指指圧。接骨は柔道から生まれ骨折、捻挫、脱臼などの外傷を扱います。いずれも日本独特の療法です。鍼灸は針やもぐさを経絡にそって使用した中国からの療法です。 カイロプラクティックは筋肉・関節、神経を対象にした米国生まれの自然療法で、世界中に広まった脊椎徒手療法の職業です。よく民間療法の整体と混同する人がいますが、大正時代に始まった整体は学問的に系統だったカイロプラクティックとは本質的に異なり、名称そのものの定義も多岐にわたっています。詳しくは筋骨格系(運動器) 医療業種の比較の表をご覧ください。
カイロプラクティック治療は痛くありませんか?
カイロプラクティックと称して乱暴な治療をする人がいますが、大変困りものです。正しいカイロプラクティックは痛いどころか気持ちのよい治 療で子供から老人まで安心して受けられます。老化した骨でも骨折などの危険はまったくありません。また、時により最初の治療後1~2日間『痛だるさ』を感 じることがありますが、これは好転反応ですから心配はいりません。
カイロプラクティックは家庭療法になりますか?
高度な教育を受けたカイロプラクターにしか専門的なカイロプラクティック(脊椎徒手療法)の治療はできません。ただ、背中を手で押すくらいの程度ならば自宅でもできるでしょう。また、 カイロプラクティック理論に基づく姿勢の維持、体操療法なども応用できるでしょう。また、誰でも簡単に背骨の調整ができるといった宣伝や広告には十分注意してください。
カイロプラクティックは癖になりませんか?
長年カイロプラクティックの治療を受ける愛好家がいます。この話を聞いて『癖』になるのではないかと心配する人がいます。しかし、カイロプ ラクティックを健康管理として利用している人が多いので誤解されてしまうのです。どんな薬や治療があっても自分の健康は自分で守るという自力本願的な心構 えがなくてはいけません。その上で、健康管理の一つとして、自然療法のカイロプラクティックを選ぶなら最高でしょう。
妊娠中にカイロプラクティックを受けられますか?
妊娠中に腰痛を起こす人は多いものです。こんなときカイロプラクティックは大きな手助けとなります。妊娠初期、臨月近くはもちろん、産後の 腰痛にもカイロプラクティック治療は効果を発揮します。これらは構造的な変化に基づく腰痛だからです。ただ、素人の目には胎児に悪影響を与えないだろうか という心配があるようです。カイロプラクターはどんな場合にも対処できる経験を積んでいますので安心です。
カイロプラクティックには保険が使えますか?
日本にはカイロプラクティックの法律がないので保険診療ができません。すべて自由診療となります。(※保険適用で扱っている場合は違法です)しかし、米国などカイロプラクティックの法律がある国では、保険でカイロプラクティックの治療を受けることができます。医療費が年々増大している日本では、カイロプラクティックが国民皆保険の適用対象になる可能性は低いですが、民間保険の適用を期待する声は多くあります。
カイロプラクティックを学びたい
現在、世界には約50校の国際基準のカイロプラクティック教育機関(専門大学)があります。国際基準の教育とは認証機関であるCCE基準に則った4~6年間の約4,200時間以上の全日制教育のことをいいます。解剖学、生理学、病理学、生体力学、神経学などの基礎医学全般とレントゲン学やカイロ原理・業務などが教科にあります。大学により入学条件は異なります。 日本には1校、CCEA認可の東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックがあります。
CSCプログラムとはなんですか?
CSC(カイロプラクティック標準化コース)プログラムとは、国内の開業者(短期養成学校卒業生)対象の特別経過措置プログラムです。海外の教育機関との提携で行われたJAC 承認のCSCプログラムは2012年で全て終了しています。JACの許可なく「承認CSCプログラム」や類似のプログラム等を宣伝しているところもあるようですのでご注意ください。その後、CSCに代わる日本カイロプラクティック登録機構(JCR)主導による再教育、「安全教育プログラム」が開始しました。
安全教育プログラムとはなんですか?
2012年に独立行政法人国民生活センターが「手技による医業類似行為の危害」を発表し、その後のセンターからの要請を受け、JACは、WFCから承認を受けWHOガイドラインの基準の教育を受講していない従事者対象にWHO基準のレベルに高める再教育プログラムを考案し、教育の運営を東京カレッジオブカイロプラクティックに委託しました。プログラム修了後、日本カイロプラクティック登録機構(JCR)の試験に合格することで資格登録機関であるJCRへ登録されます。登録名簿が社会に公示されることにより、消費者がより安全性の高いカイロプラクターを選択できるようになります。類似したプログラムが他にもあるようですが、国際的な基準に基づく安全教育は当会のプログラムのみです。現在はJCR試験受験資格プログラムと改称しました。
WHOの基準を満たしたカイロプラクターは国内に何人いますか?
WHOのガイドラインに記載されている教育基準を満たしたカイロプラクター(カイロプラクティック大学卒業生もしくはJAC承認のCSC修了者および安全教育プログラム修了者)である、日本カイロプラクティック登録機構(JCR)の登録者は2019年11月現在、561名です。JCR登録者名簿は年二回厚生労働省へ提出され、名簿は保管されています。JCRは年一回、カイロプラクター登録のための国際カイロプラクティック試験委員会(IBCE)による統一試験を実施しています。詳しくは日本カイロプラクティック登録機構(JCR)のサイトをご覧ください。